コロナ太りのアラサー・70kg男がダイエットに挑戦。NG食材に早くも気が重い
【連載:アラサー・70kg男がパーソナルダイエットに挑戦】
ある一定の年齢を過ぎると途端に太りやすくなるという話はよく聞く。明治安田生命が2021年7月、全国の20~70代の男女5640人を対象に行ったネット調査によると、コロナ禍で「体重が増えた」と感じている人は25%にのぼる。特に30~50代の女性では3人に1人が「増えた」と答えていた。
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現在33歳の私(bizSPA!編集部 ヤナカリュウイチ)は、まさにドンピシャで当てはまる。全3回に渡る本企画は、自堕落な日々を過ごすアラサー編集者がそれまで縁遠かった健康的な暮らしを経て、少しずつ変貌していく姿をお届けしていきたい。
食事➝睡眠➝食事…丸みをおびていく30代
食べる量の割に体型に変化がなかった20代を経て突入した30代、それまで中肉中背を保っていた体型がウソのように丸みを帯びていった。着る洋服もMからLに……入らなくなってしまったお気に入りは数知れず。現実逃避のため、ここ3年間ほどは健康診断を除いてただの1度も体重計に乗らなかったほどだ。
また、コロナ禍によって「なるべくリモートワークで」という指令が出てから加速度的に状況は悪化した。近所の飲食店が軒並み時短営業となったこともあり、家から一歩も出ないなか、週数回は出前アプリで好物のカレーを中心にカロリーを一切度外視で注文。そりゃ当然太る。
加えて自覚しつつもやめられなかったのが、食後の昼寝である。満腹になってから寝る。まるで力士が身体を大きくするためのルーティンのようだ。当時(とはいっても少し前の話だが)、何かに取り憑かれたように食べ、ただただ睡魔に身を委ねていた。
環境の変化を拒み、努力をしなかった自分
と、ここまで自堕落な生活について振り返ってみたが、いかがだろうか。全く同じとはいかないまでも、少しでも当てはまる部分がある人も少なくないのでは? なぜ放置していたのか、端的に言うと、それは環境の変化を拒み、努力をしたくなかったからだろう。
そんな私を見かねたのが同僚のシルバー詠氏だ。だんだんと別人になりつつある姿を不憫に思ったようで、パーソナルトレーナーに2か月間にみっちりと指導してくれる企画をやらないかと提案してくれた。
中高と文化部に所属、人生を振り返ってもスポーツに精を出したことは皆無。試しに3か月ほどスポーツジムに契約したことはあるが、数回ウォーキングマシンを使っただけで幽霊会員化……。怠惰な自分が途中で投げ出すことなく、果たしてやり遂げられるのか。